献血の意義

今日は大学は健康診断とともに献血車が来ておりました。
あいにく4月1日に献血したばかりで今日は献血できなかったのですが、留学生が1回はやってみたい、という話を始めました。
 
国ごとに献血に対する意識は異なりますが、現代医療において輸血は重要なのでどこの国でもやっているようです。イスラム教国でも普通に行っているそうです。

さて、とても興味深かったのが中国における献血
研究室の中国(ウイグル自治区出身)の博士曰く、中国では献血は当番制で回ってくるとか。
それと、たくさん献血した人は社会的にも色々な優遇を受けられるとか。
(中国の献血に関してググってみたら面白い記事がたくさんあったのですが長くなりすぎるので割愛
 
その博士に"どうして自分はそんなに(35回も)献血"するのか、と言われてしまったのですが少々答えに窮してしまいました。
正直なところ話のネタくらいだったりします。
一昔前はたくさん献血した献血手帳があると優先的に輸血してもらえる、という話を聞いたことがありましたが、自分の周りで献血手帳でいい思いをした人は聞いたことがありません。
数々の記念品を貰いましたが、交通費の方が高く付いてたりします。
 
近年、若者の献血離れが進んでいるらしいですが献血をすることによって"話のネタ"になる以外の付加価値(金銭である必要はないですが)、例えば献血を30回している人は社会でそれなりにすごいと認知されるとか、交通費として献血した日は公共の交通機関が無料だとかの価値がないと、本当に善意だけで"献血者が自腹で献血車まで行って血を提供する"システムが成り立つのか不思議だったりします。